ドキドキの面接当日
今回は僕が初めて売り専の店で面接を行い、実際にそこで働くまでに経験した流れを書こうと思います。
(これから働こうと思っている人、働きたいと思っている人はここが一番不安だと思います。店によって流れは違うと思いますが、大体一緒のはずです)
前回の記事で書いた通りメールで面接の日まですぐに決まりました。
その時は「よっしゃ!お金稼げるぞ!」
って感じでメールしてましたがいざ面接となると怖いものです
というのも、当日は身分証明書を持ってくるように言われていました。
身分証明書を見られるということはつまりお店に僕の個人情報を完全に教えることになります。これで仕事で嫌なことがあっても飛べなくなる
(飛ぶというのは業界用語で、スタッフ等に連絡せずすぐに仕事を辞めてしまうことを言います)
もし飛んだら家まで追いかけてくるのか?
ってことは一生やめられないのか?
いろいろなことを考えるうちにものすごく不安になりました。
当日も化粧をしたり髪をセットしたりしながら(写真を撮るから身だしなみは整えてくるように言われていました)手が震えていたのを覚えています。
いざ面接会場(普通のビルの一室でした)の前についてからもその部屋のベルを押せずずっと部屋の前を行ったり来たり…
面接開始時間を5分ほど過ぎて
やっぱり帰ろうかな
と思い始めたころ、部屋から40代くらいのおじさんが出てきました
たまたま前を通りかかった風にスルーしましたが
「優馬君?」
バレました…
聞いてみたところ僕みたいに面接会場に入れず部屋の前でうろうろしてる人って結構いるみたいです。
怖くて震える声で「はい…」と答えたところ
「別に今日実際にやるか決めなくてもいいから面接だけしてみない?」
もの凄く優しい声でした。
この時のおじさん(後で店長だと知りましたが)の対応が入店を決めたといっても過言ではないくらいその優しい声に安心したのを覚えています。
面接の前に身分証のコピーを取ったり履歴書のようなものを記入します。
面接ではいろいろなことを聞かれました
身長、体重に始まりスポーツ歴や男性との性経験の有無
とにかくいろいろなことを根掘り葉掘り聞かれました
最後に
「どうする?やってみる?」
「はい!」
店長さんがものすごく優しかったのとお給料の話を聞いてほとんど入店の意思は固まっていました。
返事をした時の店長さんの
「良かった。頑張ろうね」
という笑顔
もの凄く安心したのを覚えています
これから仕事を始めるまでに研修、写真撮影...
いろいろなことが待っているのですが、この続きはまた次の記事にしようと思います
仕事を始めたきっかけ②~上京!しかし金が足りない…~
さぁ18歳の4月に東京都内の私立大学への進学を果たした僕ですが、当時僕を悩ませていたことがあります
それは
お金…
僕の家庭環境は少し複雑です。
父親は僕が6歳の時に他界してしまいました。
母親は僕を女手一つで18歳まで育ててくれましたが、とても大学に出すお金はないと地元での就職を希望していました。
しかし、どうしても大学に進学したかった僕は親戚(おじさん)にお金を借りて(大学卒業までに返すという約束で大学の入学金、前期の学費、家への入居に必要な100万円を貸してもらいました)
母親には1円も負担をかけないという約束で東京に進学しました。
しかし、大学生ってものすごくお金がかかるんです。
入学前に大まかにではありますが出費について計算してみました。
まずは学費。これは年間約100万円かかります。
家賃は月48000円です。
水道光熱費は約7000円、携帯代が5000円(一人暮らしの大学生の平均だそうです)。食費がどんなに気切りつめても月15000円程度。
ここまで合計で一か月あたり15万円、ここにどうしても必要な教科書代を足したり趣味などにお金を使えば18万円近くになります。
母親に「自分で何とかする」といったもののアルバイトで何とか出来る金額ではありません。
一個前の記事で「サポート」についてふれましたが、正直そんなに稼げないんですね。
月に10万円程度が限界です。そこで僕は売り専として働くことにしました。
ネットで求人を探し、一番給料がよさそうなお店にメールをしました。
すぐにメールで名前などと写真を聞かれたので送り、とんとん拍子で面接の日程が決まりました。
次回はいよいよ面接~初仕事について書こうと思います